【小説家になろう】敵に魅力のある隠れた名作2選

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こんにちは、スワンツです。

今回から、オススメのなろう名作小説をひたすらに紹介していきます。

そもそもなろう小説とは

日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載された作品のことで、
作品数は100万以上にものぼります!
異世界転生系のイメージが強いですが、ジャンルが細分化されておりファンタジー作品はもちろん、歴史物やミステリー小説なども多く投稿されています。

誰でも気軽に小説を投稿できるため、小説のクオリティは正に玉石混交。
ランキングもその時期に流行っていたジャンルの小説が多く載っているため、
自分の求めていた作品を探すのは少し骨が折れます。
この記事がそんな悩みを抱えた方の一助となれば幸いです。

では紹介していきます。

1.凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

あらすじ

現代ダンジョン! 探索者道具! モンスター食材! オカルト! ショッピング! 金策! クラフトandハックandスラッシュ! ラブコメ!

現代ダンジョンを生き抜く凡人の探索者が3年後に迫る自分の死期をぶち壊すために強くなろうとします。

主人公は怪物が三体以上ならば、逃げるか隠れるか、追い払うかしか出来ません。そこから強くなる為に、ダンジョンに潜り化け物ぶっ倒して経験点稼いだり、オカルト食材を食べて力を得ます。

周りの連中がチートアイテムでキャッキャしてる中、主人公はココア飲んだりカレーやら餃子食べてパワーアップします。

凡人の探索者だけに聞こえるダンジョンのヒントを武器に恐ろしい怪物達と渡り合い、たのしい現代ダンジョンライフを送ります。

ダンジョンとタイトルにあるので、ダンジョン物なのかなーと思ったら、
いい意味で想像の斜め上をいく作品でした。

これといった取り柄のないフツーの元サラリーマンが、仲間や武器を頼りにしながらあらゆる理不尽に立ち向かう、現代を舞台とした正統派ローファンタジーです。

ローファンタジーらしく、神話の神や妖怪といった存在を匂わせたり、中国やアメリカなどの大国、果てには秘密結社が舞台裏で暗躍して場を盛り上げてくれます。

何よりも強烈なのはこのダンジョンの怪物。

耳の、化け物。

 どぷり。まず目につくのはその大きな耳。ヒトの耳、両耳がいびつにつなぎ合わされたその異様。小便小僧がでっぷりと太った幼児のような体躯に身近な手足が備わる。

引用:33話 アレフチーム撤退戦 https://ncode.syosetu.com/n1560fy/35/


作者は一体どんな生活をしていたらそんな化け物が思いつくのか。
人智の及ばぬ存在に死力を尽くして戦う姿は胸が熱くなります!

陰謀や都市伝説が好きな方、熱いバトルシーンが見たい方にオススメの作品です!!

実は1度、200話弱で完結しましたが、書籍化を機に更新が再開されています。
それも作者サービスによるオマケではなく、ゴリゴリにストーリーが続いています。
とはいえ当時中途半端に完結したのかといえばそうではなく、綺麗に締めくくっているので完結済みの作品を見たい方にもオススメの小説です!

なろうURL
https://ncode.syosetu.com/n1560fy




2.かくして少年は迷宮を駆ける  ~勇者も魔王も神も殴る羽目になった凡庸なる少年の話~

あらすじ

①借金を残して親が他界
②妹が担保にされてて人身売買
③買い戻したいなら金貨1000枚

金もない。地位もない。力もない。
全てを打開すべく少年は迷宮へと足を踏み入れる。
理不尽を超える為の金と地位と力を求め、少年は成り上がる

迷宮を踏み進み 魔物を倒し 賞金首の首を刈る  
地道にコツコツ実績を―――などと言っている暇はない 容姿は最高だが人格の破綻した女と共に嵐のように迫る試練を乗り越えよ!

少し前までは知る人ぞ知るマイナー小説という感じでしたが最近メキメキと評価されている作品です。

あらすじ初めの三行にある通り、不幸属性強めな主人公ウル。
とはいえウルは性根がねじ曲がったりせず、大人な性格をしており、心に熱い想いを秘めています。

妹を取り戻すために冒険者として色々な迷宮に挑むことになるウル。
その成長の過程が素晴らしく、あらゆる迷宮に挑んでいくのですが、なぜその迷宮に挑むのか、ボスをどのように工夫して倒すかが緻密に描かれており彼らの息遣いが鮮明に浮かび上がります。

1 0 4 話 を 読 む ま で は

それまでは、「ほーん、めっちゃ描写良いしストーリー展開も違和感ないテンポで内容もええ、巷で隠れた良作と評価されるだけ面白いやん。」と思っていたのが一転、ガチ神作やんけー!!と私の中の評価がうなぎ上り。

例えるなら公園の砂場で遊んでいたらそこに飛行機が突っ込んできたような衝撃。

この作品、竜が非常に悪辣で人類の敵として、いわゆる四天王的な立ち位置で登場します。
その竜がとにかくヤバい。竜は複数体しかいないのですが1匹だけでも余裕で世界崩壊狙えるような強さをしており、そんな存在が104話以降本格的に関わってきます。

本筋はシリアス(主人公災難に遭いがちなのでしゃーない)ですが日常パートもしっかりしており、日常は一転して思わずフフっと笑ってしまうようなシュールさのあるギャグパートが多いのも特徴

ボリュームもがっつりで多いですが、気にならないほど読み進めやすくむしろもっとくれと思わずにはいられません。

ご都合主義はなく、貧弱だった主人公が着実に強くなっていく成り上がり系の傑作といえる作品です。

しかもこの作品、投稿日を見ると分かりますが、たった2年で700話近く書き上げ綺麗に完結しています。
このクオリティを保ちながら短期間で仕上げた作者の狂気じみた努力に敬意を表します。

なろうURL
https://ncode.syosetu.com/n8799hu/

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